年間1位の浦和が同3位の鹿島にアウェーで先勝した。後半12分にFW興梠獲得したPKを、MF阿部が冷静に決め先制。この1点を守り切った。

 浦和ミハイロ・ペトロビッチ監督(59)は「守備の部分では鹿島をコントロールできた。攻撃の部分はもっと浦和らしいプレーができたと思う」と振り返った。また「リーグを終えてから1カ月間隔があき、緊張感を保つのが難しかった。長い監督経験で初めてのこと。準決勝で川崎Fと対戦していた鹿島に、今日はアドバンテージがあったと思う」とCSの難しさについて話した。

 第2戦は12月3日に埼玉で行われる。ペトロビッチ監督は「リーグで(勝ち点を)15点も多く取っている。強いチームだというところをピッチで示していきたい」と意気込んだ。

 第2戦は延長はなく、90分終了の時点で引き分け以上なら浦和が優勝。鹿島は2点差以上を付けて勝利すれば優勝となる。2試合合計で同点の場合、アウェーゴール数で勝敗を決める。アウェーゴール数でも並んだ場合は年間順位が上位の浦和優勝となる。