10年ぶり2度目の優勝を目指す浦和が、アウェーで先勝した。後半12分にFW興梠慎三(30)が倒されPKを獲得し、これをMF阿部勇樹(35)が決めた。守っては日本代表GK西川周作(30)を中心に完封した。

 前半、相手の鹿島に許したシュートは0。後半こそ11本と打ち込まれたが、冷静な判断と好セーブを続け完封勝利に貢献した守護神は「良い状態で90分間できた」と胸を張った。3日の第2戦へ向けては「今季、いろいろな経験をして成長してきた。それが自信となり、表れている。次が一番大事。メンタル的にみんながどう感じるか分からないが、必ずタイトルは取れると思う」などと話した。