コロンビアの山中で28日夜(日本時間29日)に発生した飛行機の墜落事故で亡くなった、ブラジル1部シャペコエンセの選手がかつて所属したJリーグの各クラブが30日夜、追悼のメッセージを発表した。

 FWケンペス選手(享年34)が12年に所属したC大阪は、亡くなったケンペス選手の冥福を祈る文章を掲載した。

 「2012シーズンにセレッソ大阪の所属選手として尽力されたケンペス選手が搭乗され、残念ながらご逝去されたとの知らせを受けることとなりました。ここに故人の生前のご功績を偲ぶとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」

 その上で、12年にキャプテンとしてともにプレーしたDF藤本康太とOBの森島寛晃氏のコメントを掲載した。

 藤本 「まずは嘘であって欲しいと思っていたし、言葉にするのが難しいです。外見は怖さがありましたが優しくて、真面目でチームのために自分を犠牲にできる選手でした。大阪ダービーでケンペス選手が得点して決めたのが一番頭に残っています。当時一緒にやっていた選手たちと心配していたしやりきれない気持ちです」

 森島氏 「このたびは、同じサッカー人としてこのようなニュースを聞いて大変驚いています。選手をはじめチーム関係者、亡くなった方々に心よりお悔やみ申し上げます。また、セレッソでプレーをしていた同僚ケンペス選手もこのたびの事故にあったと聞き、攻撃的なセレッソ大阪のチームを本当に引っ張ってくれた選手だっただけに当時の活躍を改めて思い出されます。サッカー界でこれからまだまだ活躍される選手だっただけに本当に残念でなりません」(全て原文のまま)