コロンビアの山中で28日夜(日本時間29日)に発生した飛行機の墜落事故で亡くなった、ブラジル1部シャペコエンセの選手がかつて所属したJリーグの各クラブが30日夜、追悼のメッセージを発表した。

 MFアルトゥール・マイア選手(享年24)が昨年在籍した川崎Fは「訃報」と題し、公式サイトにマイア選手の追悼コメントをアップした。

 「2015シーズンに、川崎フロンターレに所属しておりましたアルトゥール マイア選手(現ブラジル1部リーグ シャペコエンセ所属)が、11月28日に発生したチャーター機墜落事故によりご逝去されました。(享年24歳)ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします」

 また藁科義弘社長も、マイア選手を振り返り、追悼のコメントを発表した。

 「アルトゥール マイア選手の突然の悲報に接し、言葉を失っています。24歳という若さ、ご家族皆様のお気持ちを思うと悔しさばかりが募ります。一緒に過ごした時間は短かったですが、共に勝利を目指して戦った大切な仲間としてとても残念です。いつか彼がブラジルを代表する偉大な選手となり、ピッチで対戦できる日が来ることを夢見ていました。今回の痛ましい事故により、Jリーグで共に戦った多くの仲間が犠牲になりました。今はただ救助された方々の一日も早いご快癒をお祈り申し上げます。遠方の地より謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心からご冥福をお祈りいたします」(全て原文のまま)

 川崎Fは公式サイトのトップページに、在籍時のマイア選手のモノクロ写真にシャペコエンセのロゴなどをつけた画像を掲載。クリックすると、昨年度のマイア選手の選手紹介が出てくるようにして、在籍時のマイア選手を紹介。そこには「サポーターの皆さんも一緒に戦って共にタイトルを取りましょう」「仲間へたくさんのアシストをする。ゴールを決める」「タイトルを獲る」など、生前のマイア選手のコメントも掲載されている。