横浜のブラジル人助っ人でFWカイケ(28)が来週半ばに帰国することが2日、分かった。

 この日、横浜市内で行われた練習前、利重孝夫チーム統括本部長が明かした。カイケは今季、複数年契約で横浜に加入したが、23試合出場で4得点にとどまった。チームがアウェーで試合をしている最中、ベンチ外のカイケが銀座で遊んでいるSNSを更新しひんしゅくをかうなど、度重なる規律違反行動が問題視されていた。来季は構想外で、利重チーム統括本部長は「来季のチーム構成を見据えて、特例として一時帰国を認めました」と説明した。

 チームは24日に天皇杯・G大阪戦を控えているが、カイケの欠場は濃厚に。モンバエルツ監督は「来季への移行期で、カイケの件は今までなかったこと。今いるメンバーでいい準備をしないといけない」と話した。さらに指揮官は「既に来季、別のクラブが決まっている中で(天皇杯を)戦う選手もいる」と移籍選手がいることもほのめかし「私の立場としては、今いるメンバーの力を高めてカップ戦を勝ち抜くことに集中したい」と述べた。