G大阪が2日、岡山・美作市内で行っていた合宿を打ち上げた。5日間の日程を終えて長谷川健太監督(51)は「順調でいいキャンプにすることができた。チームが一体となって『天皇杯を3連覇するぞ』という雰囲気になった」と納得の表情だった。

 負傷で別メニュー調整をしていたMF大森とDF金も、この日は全体練習に合流。しかし、前日1日の練習で右足首を負傷したFW呉屋は練習場に姿を見せず、宿舎で静養した。

 合宿では初日に、24日の天皇杯横浜戦(日産ス)に向けて指揮官から話があった。

 「(来季G大阪を)出る選手もいる中で非常に(精神的に)難しい大会になる。1つになって戦うことが必要。(気持ちが)難しければ、言ってきてくれ」

 史上初の3連覇、今季初タイトル、ACLの出場権がかかる天皇杯。DF丹羽は指揮官の言葉を受け「このメンバーでできるのは最後なんだ、とあらためて思った。1試合でも長くこのメンバーでできるようにキャンプに取り組みたいと思った」と心に刻み込んだ。

 合宿の成果を試すため、3日は阪南大と練習試合を行う予定になっている。長谷川監督は「ここからまたスタートを切って、24日に向けてコンディションを上げていきたい」と引き締めた。