大宮ユースが新潟ユースに6-0で快勝し、暫定首位に浮上した。

 大宮ユースは開始2分、大宮はFW小柏(おがしわ)剛(3年)のゴールで先制すると、来季トップ昇格が内定しているMF山田陸(3年)を起点に縦に速いカウンターを仕掛け前半だけで3得点。後半も攻撃の手を緩めず、小柏はハットトリックを達成した。

 11月末の市船橋戦ではわずかシュート2本に抑えられ、0-0で引き分けていた。小柏は「市船橋戦は相手のセンターバックがタフで強くて、自分自身も工夫が足りなかった」と猛省。大塚真司監督(40)も「市船戦では肩に力が入りすぎていた」と明かし、この日の試合前は「地にしっかり足を着け、おなかに力を込め、肩の力を抜いていこう」とピッチに送り出した。小柏は「裏へ抜ける回数と、ゴールへ向かう意識した。山田の縦パスに抜けだして決めた2点目が、特に良かったと思う」と笑みを浮かべた。11日の最終節でチャンピオンシップ進出をかけ横浜ユースと対戦する。12得点で得点ランクトップを独走中の小柏は「優勝に向け、勝つことを優先していきたい」と見据えていた。