J2C大阪のFW柿谷曜一朗(26)が、強行出場で3年ぶりJ1復帰へ導く。今日4日の昇格プレーオフ(PO)決勝岡山戦(金鳥スタ)へ、3日は大阪市内で最終調整した。柿谷は8月に手術した右足首が万全でない影響で両太ももに違和感を発症。満身創痍(そうい)だが、大熊清監督(52)に先発を志願した。引き分け以上で昇格が決まる大一番で、エースが準決勝に続く2戦連発を決める。

 この日の練習後に柿谷が、大熊監督から状態を確認されると「やります」と明言した。左太ももには治療した形跡と青いテーピング。手術した右足首をかばい、両太ももは肉離れ寸前だ。通常なら欠場してもおかしくないが、エースは「試合に勝つだけ。自分たちを信じてやっていきたい」。岡山には過去5勝2分けで、うち本拠地では3戦全勝だ。今回もホーム開催で、引き分け以上でJ1復帰となる。