岡山の元日本代表DF岩政大樹(34)が、初のJ1昇格を達成できず、自らを責めた。C大阪に0-1で敗れ、来季もJ2が決定。J2参入8年目で初めてのPOに進出したが、快進撃もここまでだった。

 岩政は「経験不足や硬さが出てしまったのかもしれない。これから学んでいくしかない。セレッソのように選手を集められないから、勝つためには隙を与えないことが大事だった。隙を与えてしまったのはキャプテンである僕の責任」と落胆した。

 タイリーグから移籍して今季2年目。鹿島時代にはリーグ3連覇を達成するなど、大舞台を経験してきた。「勝つチームになるのに大事なのは日常。それを教えるためにここに来た。この2年教えようと思っていたが、僕の教えが足りなかったという1つの結果」。J1の舞台はわずかに届かなかった。

 木村社長は「(J1に)足りなかったのは思いの強さ。(歴史の)積み重ねがまだ足りない」と、敗戦を真摯(しんし)に受け止めていた。