来季のJ1昇格を決めたC大阪は6日、元日本代表FW玉田圭司(36)との契約満了と、退団を発表した。玉田はクラブを通じてコメントを発表した。

 「2年間お世話になりました。来年J1で一緒に戦えないのはとても残念ですが、もちろんセレッソ大阪を応援させてもらいます。サポーターの皆さんの声には、いつも力をいただきました。本当にありがとうございました」(原文のまま)

 玉田は99年に千葉・習志野高から柏に入団。快足を生かしたドリブルからの鋭いシュートで、Jリーグを代表するFWへと成長し、04年に日本代表に初選出された。05年に柏がJ2に降格すると、翌06年に名古屋に移籍し、同年のW杯ドイツ大会では、1次リーグのブラジル戦で先制ゴールを決めた。

 09年に、06年W杯で戦ったオーストラリア代表のFWケネディが加入すると、長身194センチのケネディのポストプレーと、玉田の快足を生かした、ストイコビッチ監督の采配が光り、10年には名古屋のJリーグ初優勝に大きく貢献。10年のW杯南アフリカ大会にも出場した。14年をもってケネディとともに名古屋を退団し、C大阪に入団。今季は24試合に出場し3得点にとどまっていた。