来季J1の清水FW金子翔太(21)が5日、契約更改交渉に臨み、基本合意に達した。静岡市内での練習後、強化部との面談を行い「クラブからは評価してもらえました。『来年も期待されている』ということも言ってもらえました」と晴れやかな表情を見せた。

 今季は22試合出場で4得点をマーク。エース大前元紀(26)が負傷離脱した6月以降はレギュラーに定着した。特に前線からの積極的な守備は他選手にも好影響を与え、チーム全体の守備意識向上にもつながった。クラブは年俸など金銭面でも最大限の評価をしたようで、金子は「うれしかったです」と納得の様子。この日は契約書のサインは見送ったものの、来季も契約を残しているため、残留が既定路線。オフはさらに走力を上げる自主トレを行う予定で「しっかり体を作って来年に備えたい」と来季を見据えた。【神谷亮磨】