激闘をほぼ最後まで見届けた日本代表バヒド・ハリルホジッチ監督(64)は怒っていた。決勝をVIP席で視察。日本代表の鹿島が善戦したものの、帰り際に取材に応じた顔は険しかった。「鹿島を祝福してあげてほしい。ただ審判の笛がああでなければセンセーショナルな結果になっていたかもしれない。怒りがこみ上げてくる」。レアル寄りの判定がなければ、鹿島が勝つこともできたという口ぶり。「レッドカードを出すべきところもあった。スキャンダルだ」とまで口にし、ザンビア人のシカズウェ主審をやり玉に挙げた。

 昨年10月を最後に、国内組の候補合宿を除き、1年以上も代表に招集していないMF柴崎が2得点。これにも「かなりの力があるのは分かっている。攻守においてプレーの量を増やしていけば、もっと伸びる」と注文を忘れなかった。