J1王者で開催国代表の鹿島が、アジア勢で初めて進んだクラブW杯決勝。欧州代表Rマドリード(スペイン)相手にMF柴崎岳(24)が2得点を奪うなど、一時勝ち越すサプライズ。2-2で突入した延長戦で2失点して力尽きて準優勝だったものの、公式戦36戦無敗だった「白い巨人」を最後まで驚かせた。

 MF小笠原は主将として受賞したチームのフェアプレー賞で壇上に立っても、世界一を逃して笑顔はなかった。「悔しいし、勝ちたかった。俺らは結果を求める中でやっている中で残念」。ロナルドらから何度も体を張ってボールを奪い、前半10分にはチームの最初のシュートも放つなど攻守に存在感を示した。「来年ACLを勝ち抜いて、またここに戻ってきたい」と敗戦を糧にする。