ドーピング検査で暫定的な資格停止となっていた広島DF千葉和彦(31)の処分が解除された。

 違反者の処分を決める日本アンチ・ドーピング規律パネルから20日付で、資格停止を伴わないけん責処分が科されたと22日、広島が発表した。今後、公式試合出場やチームの練習、イベントへの参加が可能になった。千葉は検体から興奮作用や筋肉増量効果のある禁止物質「メチルヘキサンアミン」が検出され、10月21日に日本アンチ・ドーピング機構(JADA)から処分を受けていた。

 クラブは製造元に内容を確認をした上で今回の違反は、ドーピング禁止物質を含まず安全であると判断したサプリメントを服用した結果生じたものだったと発表。「誠に遺憾の極みであるとともに、多くの関係者の皆様にご迷惑をお掛けしましたことを深くおわび申しあげます」と謝罪し「アンチ・ドーピングに対する社内体制の抜本的見直しとともに、よりいっそう厳しい管理と指導を行う」とコメントした。