新潟が今季2冠の日テレを1-0で下し、初優勝に王手を懸けた。

 後半8分、自陣からのDF小原由梨愛(26)の縦パスをFW大石沙弥香(31)が相手DFに囲まれながらも頭でつなぎ、ゴール前に走り込んだMF八坂芽依(20)が右足で流し込んで先制。この1点を守りきり、昨年に続き準決勝で日テレを破り2年連続4度目の決勝進出を決めた。

 決勝点の八坂は「狙っていたところ。チームで徹底していた。それで点を取れてうれしい。決勝では先制点を取り、自分たちのサッカーができれば」と意気込んだ。DF中村楓主将は「1人1人が粘り強く戦った結果。決勝では(災害のあった)新潟に勇気を与える戦いがしたい」と気合を入れた。

 日テレはリーグ戦、リーグカップに続く3冠はならなかった。