日本障がい者サッカー連盟(JIFF)主催の「JIFFインクルーシブフットボールフェスタ2016」が24日、東京・多摩市で行われ、元日本代表監督、日本協会副会長の岡田武史氏(60=FC今治オーナー)、日本代表GK川島永嗣(33=メッス)、JIFF北沢豪会長(48)が参加した。

 障がい者サッカー7団体と在京Jクラブ、なでしこリーグ、Fリーグが協力し、障がい者と健常者が一緒にサッカーを楽しむイベント。各競技の体験コートも設置され、電動車いすサッカーなどを体験した川島は「個人的にも活動してきましたが、こういう機会を通して健常者の人たちも、障がい者の思いを理解してもらえれば」と紹介した。

 主に上肢、下肢に切断障害のある選手がプレーするアンプティサッカーなどに取り組んだ岡田氏は「FC今治でもCP(脳性まひ者7人制)サッカーのイベントを行っていますが、ほかの競技も体験してみて、思った以上に大変で難しいと思いました。電動車いすを利用する方々たちが、こうして外に出てこられる機会があるのはいいこと」。北沢氏も「関心が広がれば、このイベントの帰り道から階段などで気づかいできると思う。意義ある第1回になりました」と話した。