東京は25日、GK榎本達也(37)が現役引退すると発表した。

 横浜などでプレーし、昨年から東京に移った。J1通算223試合出場。普及部コーチに就任する。

 榎本はクラブを通じ「プロサッカー選手として20年間、このたび現役を引退する決意をしました。まずはこの20年で在籍させていただいた横浜、神戸、徳島、栃木、そしてFC東京の社長をはじめクラブ関係者、チームスタッフ、チームメイト、スポンサーやファン・サポーターのみなさんに厚く感謝申し上げます。高校を卒業してから、大した選手でもない自分が現役生活を20年も続けてこられたのは、たくさんの方に支えてもらったおかげです。とくに、どんなに辛いときも常にそばで励ましてくれた妻と3人の子どもには感謝してもし切れません。今となってこの20年を振り返ると、はっきり言って後悔ばかりです。それでもリーグ優勝やナビスコカップMVPなど、本当に素晴らしい経験もさせていただきました。1日1日を真摯にサッカーに向き合って取り組んできたことに後悔はありません。来シーズンからは指導者として、新しいスタートを切ります。そのスタートをFC東京で始められることはとてもうれしく、光栄に思っています。選手生活同様に指導者としても『日進月歩』の精神で、東京のみなさんとともに歩んでいきたいと思います。今までのご声援、本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いいたします」とコメントした。