25大会連続25度目出場の聖和学園(宮城・東北2位)が1年生FW飯干絵里(かいり)のハットトリックなどで圧勝し、4月から就任した元なでしこジャパンGKの曽山加奈子監督(29)が全国初白星を挙げた。

 伝統のパスサッカーに加え、課題だった守備を徹底的に鍛え上げ、完封勝ちを収めた。3月まで監督を務めていた国井精一総監督(65)は来年3月に定年で退職する。教え子の曽山監督は「守備陣がしっかり守ってくれて、まず1つ勝ててうれしい。優勝して国井先生に最高の色のメダルをかけたい」と意気込んだ。明日31日の2回戦は聖カピタニオ女子(愛知・東海3位)と激突する。