川崎FのDF田坂祐介(31)が、鹿島との天皇杯決勝(来年1月1日、吹田S)へ向け気合を入れた。

 「気持ちが勝利をたぐり寄せる。お互いを分かっているチーム同士なので気持ちのぶつかり合いになる。自信を持ってやることが大事」と力強く話した。

 相手の鹿島はチャンピオンシップを勝ち上がりJ王者となり、今月のクラブW杯で世界を相手に準優勝に輝いた勝負強さが売り。だが「年間を通してはうちの方が安定した戦いをしてる。一筋縄ではいかないと思うが、焦れずにしたたかに勝てているのは今年の良さであり、自信にもつながっている」。

 あと1勝で悲願の初タイトルに手が届く。「2チームしか与えられないチャンスをみんなでつかめた。元旦は泣かないよ。絶対に笑います」。新年、どのチームよりも最初に笑うと誓った。