4年ぶり5度目出場の磐田東(静岡・東海2)は、聖和学園(宮城・東北2)に0-5で破れ、全国大会初勝利は飾れなかった。

 全国初勝利は遠かった。前半3分に失点し、その後も相手にペースを握られた。後半はエースFW藤田桃加(3年)が相手GKと1対1の場面を作るなどチャンスもあったが、決めきれなかった。試合前日まではリラックスしていたが、この日の朝から雰囲気は一変。朝食も、ほとんどの選手が喉を通らなかった。試合の入りも硬く、本来の前線からプレスをかける堅守が鳴りを潜めた。MF藤浦恵里瑚主将(3年)は「前半の失点で気持ちが落ちてしまった。後半は粘り強くやれたので、やりきった感じ」と話した。