J1川崎F入りが決まっているDFタビナス・ジェファーソン(3年)、C大阪へ入るGK茂木秀(3年)らを擁する桐光学園(神奈川)が1回戦で敗退した。

 立ち上がりから相手の縦への推進力に押され、開始7分で先制を許すと、後半29分にも追加点を奪われて敗れた。

 桐光学園は前半の半ばからはドリブル、シュートとキレのあるプレーをみせたMF鳥海芳樹(3年)を中心に自分たちの形をつくったが、ゴールを決めきることができなかった。

 後半ロスタイムには右CKからタビナスがヘディングシュートを狙ったが、GKにキャッチされた。

 茂木は「相手は決めきるところをしっかり決めて、ウチは決めることができなかった。そこに差があった。途中から良い形で崩していたんですけど、フィニッシュのところで相手に体を張られていた」と反省。

 タビナスも「チャンスがなかったわけではないと思いますけど、決めきれなかったのは自分たちの詰めの甘さ。自分たちは日本一になるチャンスを逃したので、長崎総合科学大付の選手たちにはそのチャンスをものにしてほしい」と話した。【千葉修宏】