大分が逆転で中京(岐阜)を下し、2回戦に進んだ。

 開始早々の2分に失点したものの、MF永松涼介主将(3年)は「全員落ち着いてパスを回せていたし、いけるイメージはあった」と焦りはなかった。14分にFW山本光彦(3年)が同点ゴール。その後21分、34分と続けてゴールを奪い、前半で大きく流れを引き寄せた。県予選からの課題である立ち上がりの悪さが出たが、川崎元気監督は「緊張していたし、ある意味ではあの失点が良かった」と前向きだった。

 次戦の相手は優勝経験もある滝川二(兵庫)に決まった。同会場で1つ前の試合だったため、観戦。永松は「体も太いし、前の選手は強くて速い。当たるのではなく、回して抜くサッカーをしたい」と、持ち味のパスサッカーを貫くと誓った。