初出場初勝利を目指した中京(岐阜)は、初戦で姿を消した。

 前半2分、主将のMF赤堀凌太郎(3年)が左足を振り抜いて先制した。だが、その後は大分の猛攻を防げずに、4連続失点した。9度目出場の相手に、経験の差を見せつけられた。福留直人監督(55)は「点が早く入りすぎて、次の点を狙いにいくことができなかった」と敗因を分析。リベンジに向けて「9回目なのか初なのかが出た。常連校になっていけるようにしたい」と話した。

 赤堀は「自分たちは場にのまれてしまった。緊張していたかもしれない」と悔しさを口にした。後輩たちに向けて、「出場はしたので、次は満足せずに全国でも勝ちにこだわって欲しい」と、エールを送った。