初進出した天皇杯決勝戦で初タイトルを狙う川崎Fが31日、決戦の地大阪で前日調整を行った。冒頭15分のみが報道陣に公開されたトレーニング後、選手たちはリラックスした表情でバスに乗り込み宿舎に戻った。

 今季最後の練習を“締めた”のは大黒柱MF中村憲剛(36)だった。「このメンバーでやるのも最後だし、チームを勝たせるためにみんなで頑張りましょう」。多くは語らずも、気持ちのこもった言葉でチームをまとめた。「モチベーションも高いし明日、それを出すだけ。一体感を持って頑張ります!」と話した。

 FW小林悠(29)は「1年間しっかりやってきましたし、自信を持って臨める。明日になればスイッチも入る。勝って(退任する)風間監督を高く胴上げしたいですね」。MF大島僚太(23)は「年越し番組も見ないで集中します。チームも自分もタイトルを取りたい」などと話した。