7年ぶり2度目出場の藤枝明誠(静岡)は、初戦で姿を消した。

 1点を追う後半8分、DF中道慶人(3年)がFKを直接決めて同点とした。しかし、直後の同9分に勝ち越し点を奪われると、同28分にMF丹羽一陽(3年)がPKを失敗。終了間際の同40分にもFW遠野大弥(3年)がヘディングシュートをバーに当てるなど決定力を欠き、力尽きた。

 静岡勢はここ5大会で3度の初戦敗退に終わっており、チームは「王国復活」をテーマに掲げて挑んだ。しかし、前回大会の藤枝東に続く1回戦敗退。中道は「自分たちらしい攻撃的なサッカーができなかった前半に悔いが残る」。丹羽は「勝てる自信はあった。自分が(PKを)決めていれば同点、逆転もあったかもしれない。悔しいです」と肩を落とした。