3年ぶり7度目の出場の一条(奈良)が、初の3回戦進出を決めた。

 試合序盤から、一条は相手ゴールを脅かし続けた。前半35分、MF川崎航太(2年)がドリブルで駆け上がり、最後はFW梅本耕平(3年)が左足を振り抜き、先制点を挙げた。後半になると山形中央の反撃が始まったが、堅守で決定機を防いだ。終盤の相手の猛攻も耐えて、勝利をつかんだ。

 梅本は「今までの先輩たちができなかったことをできて良かった。左足で振り抜いた瞬間、入ると思った。厳しい戦いが続くと思うが、もう1度チーム一丸になって頑張りたい」と、元気良く話した。前田久監督は「(3回戦まで)1日ですが、しっかり休養をもらい、気持ちを作りなおす」と、3日の佐野日大(栃木)戦も勝利を目指す。