高校総体8強の米子北(鳥取)は、無念の2回戦敗退となった。

 前半は米子北が半ばから主導権を握り始め、FW崎山誉斗(3年)を中心にゴールを狙うも、無得点。お互いに譲らずに迎えた後半22分、佐野日大(栃木)にオウンゴールを献上してしまう。FW伊藤龍生(3年)を軸に逆転を狙い、相手ゴールを攻め続けた。だが試合間際に伊藤が放ったシュートは、クロスバーを直撃。敗戦後に伊藤は「一番決めなくてはいけなかった」と、目を赤くしながら振り返った。

 16年12月に高校年代最高峰リーグのプレミアリーグ参入も決めた。優勝候補の一角として臨んだが、2回戦で姿を消した。中村真吾監督(42)は「今日の反省ならいくらでもあるが、(高校では)次がない選手たちに、何と言っていいのか分からない」と涙を流した。