J2山形からの退団が発表されていた高橋健二前コーチ(46)が湘南のコーチに就任することが8日、分かった。94年の入団以来、23年間山形一筋の「ミスターモンテディオ」が、将来の生え抜き監督候補として、他クラブで研さんを積むことになった。Jクラブの監督就任に必要なS級ライセンスは現在取得中で、昨季J2に降格し3度目のJ1昇格を争う就任6年目の曹貴裁監督(47)と、新たにタッグを組む。山形との対戦は自身初となる。

 山形出身の高橋氏は、日大山形高、国士舘大を経て94年に当時JFLのNEC山形に入団。06年に引退するまで、J2通算416試合(旧JFL含む)に出場し、山形の中盤で攻守に存在感を放つMFだった。07年のフロント入りから12年にトップチームのコーチに昇格。14年には自身が現役時に監督を務めていた石崎信弘前監督(58)とともに、山形をJ1昇格へ導いた。