今から血がたぎるぜ! J2山形DF菅沼駿哉(26)が14日、古巣京都との開幕戦(2月26日、西京極)に向けて定位置獲得を誓った。この日、天童市内の体育館で6対6のミニゲームを行い、最後列から前線にくさびのパスを何度も入れて好調をアピールした。昨季山形に所属した現京都FW大黒と昨年末に自主トレをしており「体が重いことはない。キャンプにはいい感じで入れる。1カ月しっかり調整していきたい」と17日スタートの静岡・御前崎キャンプを心待ちにした。

 12日に開幕カードが昨季まで在籍した京都と決まった。「びっくりした。先発したいですね。京都には感謝の気持ちしかないし、山形で成長した姿を見せたい。大黒さんには1発があるので、気をつけたい」。182センチの屈強な体を誇るセンターバック(CB)で、相手をつぶす1対1の守備が光る。空中戦も強く、正確なフィードで攻撃を組み立てることができる。

 昨季は京都で39試合に出場し、さらなる成長を求めて山形にやってきた。木山隆之新監督(44)が望む「DFからのつなぎ」を具現化できる大型CBだ。菅沼は「今までつなぐチームでやってきたので、後ろからビルドアップのパスは意識している。遠慮せずに出していきたい」と定位置確保に自信を見せた。