J2山形のキックオフ・イベントが15日午後、天童市の山形県総合運動公園アリーナ(総合体育館)で行われた。昨季から選手12人が入れ替わった「新生・山形」の出陣式には大雪にもかかわらず、約2000人のサポーターらが来場。今季からチームを指揮する木山隆之監督(44)はJ1昇格を第1目標に掲げた。

 イベント前は山形市の諏訪神社で、「必勝安全祈願」を行った。木山監督は「雪のように心を真っ白にして祈った。宮司さんには『白星に恵まれるぞ』と言われた」とエピソードを披露。さらにこの日、クラブハウス前で滑って転んだという同監督は「チームとともにこけないで歩んでいきたい。いいキャンプにして開幕戦(2月26日、アウェー京都戦)で新しいモンテディオを見せたい」と明日17日からの1次キャンプ(静岡・御前崎市)に意欲を見せた。最後はMF松岡亮輔(32)が謎かけを披露。「明日の山形の天気とかけて今シーズンの結果と解く。(その心は)寒気(歓喜)に包まれるでしょう」と締めた。【佐々木雄高】