浦和が16日、昨年に続いて沖縄でキャンプをスタートさせた。

 午前の便で移動し、午後3時半ごろ島尻郡にあるグラウンドに到着した。気温は約17度で、時折雨がぱらついた。風が吹くとやや肌寒く感じるものの、本拠地さいたま市に比べれば温暖な気候。選手たちはリラックスした表情で体を動かした。

 練習は約1時間。ランニングとチューブを使ったエクササイズ、ボール回しなど比較的軽めのメニューをこなした。

 練習後にはサッカー教室を開いた。地元のクラブに所属する小学生約70人を招いた。学年別に分け、そろぞれミニゲームなどを行った。5年生を教えたDF槙野智章(29)は終了後あいさつし、「トップレベルの選手とふれあうことで、なにかのきっかけになる。僕もそうでした」と、激励の言葉を送った。

 バスで帰る際にはサインや写真撮影を求めて、多くの子どもたちなど約100人のファンが殺到。囲まれた選手たちは笑顔で丁寧に応じ、和やかな雰囲気で初日を終えた。