突然の吹雪に、仙台が予定の半分で練習を切り上げた。

 仙台は20日、鹿児島キャンプ3日目の練習を行った。午前練習は風速15メートルと強風の中、選手は懸命に取り組んだ。だが、15時半からの午後練習、雪も降り出した。その影響で結局約1時間で練習を終えた。

 本来行うはずだったシュート練習は明日以降に持ち越しとなった。渡辺晋監督(43)は「まあ、ご褒美ですね」と、厳しさを増すキャンプのつかの間の休暇を選手にプレゼントした。

 練習も天候も厳しいキャンプだが、渡辺監督は別の「ご褒美」も報道陣に告げた。「若い連中はタフにやりきってくれた」。DF小島雅也(19)ら若手は、ランニング練習を必死にこなした。この日の1000メートル走も8本を完走した。出場機会獲得に向けて懸命に取り組む姿を見て、渡辺監督は「頼もしい」とたたえた。