J3に参戦しているG大阪U-23の宮本恒靖新監督(39)が21日、大阪・吹田市内で初指導を行った。

 結団式でプロの世界の厳しさを伝えた宮本監督について、MF嫁阪翔太(20)は「クールな人かと思っていたけれど熱い人だった。W杯にも出場しているし、いろいろと(技を)盗みたい」。DF野田裕喜(19)も「カリスマ性がすごい。吸収できる物は全部吸収したい」と目を輝かせた。

 この日の初練習では、フィジカルトレーニングを多めに取り入れた。「しんどいけれど、そのしんどさを乗り越えないと。続けていくと必ず力になる」と宮本監督。公式戦初陣となる3月12日の鳥取戦に向けて「(開幕まで)7週間あるが、時間があるとは思っていない。気持ちが左右することもあるから、技術論だけじゃなく、気持ちに対する働きかけもしていきたい」と意気込んだ。