元ブラジル代表監督で、日本の読売クラブでも指揮したカルロス・アルベルト・シルバ氏が20日、ブラジルのベロオリゾンテで死去した。77歳だった。地元メディアが報じ、死因は不明。1カ月ほど前に心臓手術を受けたとされる。同氏はブラジルでサンパウロなど有力クラブを指揮した後、代表監督に就任し、88年ソウル五輪ではベベット、ロマーリオらを擁しながら準優勝。90-91年には読売クラブを率い、日本リーグを制覇した。

 当時の読売クはブラジルから帰国したばかりのカズ(三浦知良)、ラモス瑠偉らタレントぞろい。そこに同氏は厳しい規律を導入し、4季ぶりのリーグ優勝。存在感は、ヴェルディ川崎として迎えたJリーグ開幕以降も続いた。