J2京都の高卒新人FW岩崎悠人(18)が、同じ新加入の元日本代表DF闘莉王の助言に力をもらった。22日は京都・八坂神社で必勝祈願に参加。充実した表情で、チーム始動から1週間のプロ生活を振り返った。

 東京五輪世代のエース候補で、昨年10月にU-19アジア選手権で主力として初優勝に貢献した。そんな期待のルーキーだが、闘莉王の言葉は別格。ボールを蹴る時の体の向きや落ち着いてプレーすることなどを助言され「技術的なアドバイスもらってサッカーに対する思いが強くなった」と想像以上の刺激があった。

 絵馬には布部新監督と同じ「J1昇格」と書いた。京都橘から、G大阪や鹿島などJ1の強豪の獲得打診を蹴って選んだ道。「J1を目指して(京都に)入ってきた。チームのために働きたい」。闘将からの言葉を力に変え、10年を最後に遠ざかっているJ1に復帰するための即戦力となる決意だ。【中島万季】