なでしこリーグINAC神戸のFW京川舞(23)が26日、08年北京五輪陸上男子400メートルリレーのジャマイカ代表ドーピング問題に驚きを見せた。

 神戸市内のグラウンドで練習を終えると、24日まで参加していたなでしこジャパン候補合宿を振り返った。同合宿4日目の23日には、同五輪代表朝原宣治氏(44)の特別授業を受講。その縁もあり「朝起きて、テレビを見たら『あっ』となりました。朝原さんが出ていて、日本が銀メダルになるかもしれないって言うから、ビックリしました」と苦笑いした。

 朝原氏とは23日が初対面で、走り方の指導は驚きの連続だったという。「地面を蹴りすぎたら、逆に回転が遅くなる。前に脚を運ぶイメージで、効率よくすれば速く走れると教わりました」。新たな発見は、これからの走りに取り入れていくつもりだ。

 今季は6年目で、中堅の域に入ってきた。「『常に陰に隠れている』と先輩に思われている。積極的に声をかけたり、引っ張っていく存在になるようにしたい」。チームでのフル回転と代表定着に向け、妥協できないシーズンが始まる。