中大サッカー部からプロに内定した3選手が26日、東京・中大多摩キャンパスで会見を行った。MF翁長聖(4年=21)がJ2長崎、FW古橋亨梧(4年=22)がJ2岐阜、MF飯干雄斗(4年=22)が福島県1部に昇格するいわきFCに加入が決まった。

 翁長と古橋はJ2で、早くも横浜FCのFWカズ(三浦知良、49)との対戦を心待ちにした。翁長の父・盛春さんは48歳で、古橋の父・謙司さんは47歳。ともに、J2開幕の2月26日に50歳になるカズより年下だ。翁長は「父より年上で現役で活躍しているのはすごいですよね…。すごく偉大なプレーヤー。尊敬しつつ、試合会場で少しでも時間があれば、カズさんのプレーや姿勢を盗んでみたい」と目を輝かせた。古橋も「すごすぎます。自分も負けないようにプレーしたい」と父より年上のキングに負けん気をあらわにした。

 中大は川崎FのMF中村憲剛(36)、日本代表の鹿島MF永木亮太(28)を輩出している名門だが、昨季は関東2部5位で1部への昇格を逃した。それでも、古橋は「2部でも頑張っていればプロに行けることは見せられた。下につなげられたと思う」、翁長も「2部は1部に比べてJリーグのスカウトに見てもらえる回数が少ないけど、自分次第で道は切り開けると感じた」と話す。最近では、大宮FW江坂任(24)や大宮MF瀬川祐輔(22)がJ2群馬を経てJ1で活躍しており、古橋は「1年目から試合に出て活躍できるように頑張りたい」と気を引き締めた。