昨季Jリーグと天皇杯を制した鹿島が、昨季タイリーグ2位のバンコク・ユナイテッドに3-4で敗れ、今季初黒星を喫した。今大会を1勝1敗で終えた。

 MF小笠原満男(37)、エースFW金崎夢生(27)、土居聖真(24)、MF遠藤康(28)ら主力組も多く今季初先発したが、前半10分に相手MFボスコビッチに先制点を許すと、前半だけで屈辱的な4失点。同27分にミドルを決められ、同35分には右サイドバックで先発したMF梅鉢貴秀(24)がオウンゴール。同37分にはボスコビッチにハットトリックを達成された。

 同42分には金崎がPKを奪い、自身で難なく左隅に決め、今季初得点を奪った。後半3分にはDF伊東幸敏(23)の右クロスをゴール前でMF中村充孝(26)がスルーすると、パルメイラスから期限付き移籍の元ブラジル代表MFレアンドロ(23)が右足で押し込んで加入後初得点。同45分には新潟から加入したMFレオ・シルバ(31)がFKを直接決めた。同点には及ばなかったが、攻撃面では手応えを得た部分もあった。

 小笠原は98年に鹿島に入団してから20年目のシーズンがスタート、練習試合を含めて自身の今季初試合は黒星発進となった。チームは27日にタイから帰国し、29日には優勝報告会やパレードを行い、31日に宮崎合宿に出発する予定だ。