東京が4日、宮崎・都城市の高城運動公園で2次キャンプをスタートした。

 J1最多171得点を誇るFW大久保嘉人(34)が新加入したとあり、練習場には例年の5倍となる約500人が集結。

 クラブ関係者が、人気が高かったFW武藤嘉紀(現ドイツ1部マインツ)がいた15年を上回る人出と驚く中、ジョギングとダッシュを織り交ぜた走り込み、8対4の形になるポゼッション練習などを行った。最後は17チームから集まった120人の地元児童とサッカー教室で交流した。

 大久保は「すごい人だったね。子供たちの元気も良かった。九州出身だけど、都城には初めて来た。環境も恵まれてるよね」と好感触を口にした。12日までの2次合宿について「体もつくってきたし、開幕戦(25日、アウェー鹿島戦)に向けて戦術を突き詰めていきたい」。8日に韓国Kリーグ王者のFCソウル、9日に横浜、12日に広島と九州選抜との練習試合を予定しており「本番の試合に近づけていきたい」と話した。

 練習後には都城市から花束や、地元のブランド豚「観音池ポーク」10キロなどを贈られ、主将の日本代表DF森重真人(29)が「すばらしい環境を毎年ありがとうございます。今まで取ったことがないリーグタイトルに向けて、ここにいる全員で頑張りたい」と誓った。