J1仙台は4日、大宮と練習試合(45分×4)を行い、合計5-5で引き分けた。1、2本目(1試合目)は3-1で勝ち越して終えた。

 1試合目は昨季5位の大宮を相手に、新布陣「3-4-3」の効果が発揮された。1本目、1分に1トップのFW石原直樹(32)が練習試合3戦連続ゴールを決めて先制した。同12分にウイングバックのMF中野嘉大(23)が追加点を挙げて、序盤で試合のペースをつかんだ。2本目の30分には、シャドーのFW西村拓真(20)が練習試合2戦連続ゴールを挙げて、差を広げた。守備も3バックを中心に相手の攻撃を封じた。

 前線3枚の定位置確保へ気を吐いた西村は「(レギュラーを)目指すのは当たり前ですし、自分のやれることをやる」と語った。

 1試合目に、元監督で日本代表・手倉森誠コーチ(49)が姿を見せて、「いい仕上がり具合だった」と評価した。渡辺晋監督(43)は「ポジティブにとらえたい」と結果に満足した。