定位置争いへ準備万全だ。右太ももの閉鎖筋炎症で別メニュー調整していた仙台DF蜂須賀孝治(26)が7日、12日ぶりに全体練習に合流。合流まで長引いたが、「(負傷は)そんな大げさじゃない」と、ボール回しやスライディング練習を快調にこなした。

 右ウイングバック(WB)で出場した1月25日の練習試合で負傷。その後の練習試合2戦、右WBではMF菅井やMF茂木がプレーした。渡辺晋監督(43)が「非常にハイレベルな争い」と言うWB競争から遠のいていた。だが本人は「遅れているとは考えていない。自分の時間がもらえた」と焦りはない。

 ピッチ外から新布陣「3-4-3」で、「自分ならどうするか思いながら見ていました」と戦術理解に努めていた。渡辺監督は「左右のWBでプレーできる」と信頼する。巻き返しに向けて、蜂須賀は「ネガティブにならずに」と平常心で挑む。