仙台は10日、宮崎・綾町で甲府と練習試合(45分×4)を行い、合計2-0で勝利した。

 キャンプ序盤に右肩に違和感を覚えて出遅れていた日本代表候補GKで今季仙台に復帰したシュミット・ダニエル(25)は、2本目の18分から途中出場。今季実戦初出場を果たした。

 シュミットは「楽しかった。ゼロで抑えられてよかった。途中から入ったので、リズムを狂わさないようにした。感覚は鈍ってなかった」と振り返った。目標の開幕スタメンに1歩前進した。「クロスボールを積極的に狙っていきたい。(攻撃の起点になる)ボールを狙っていきたい」と、今後もアピールを続ける。

 渡辺晋監督(43)はシュミットについて、「ビルドアップでいろいろなトライをしてくれた。フィードの正確さ、キック力も武器の1つ」と評価した。