川崎FのMF中村憲剛(36)が12日、新たなゴールパフォーマンスを明らかにした。DF登里とMF森谷が提案したもので、今季はお笑い芸人・サンシャイン池崎のジャスティスポーズ。昨年大みそかのダウンタウンの番組「絶対に笑ってはいけない科学博士24時」で池崎と俳優斎藤工が繰り出して話題になり、中村も「ツボにはまって何度もその場面を見返していた」。2人の案に「これが来たかと…。斎藤さんがやって、自分がやらないわけにはいかない」と即決した。

 14年以降、チームメートがパフォーマンスを考え、昨季は「顔が似ている」との理由で芸人・ウーイェイよしたかのウーイェイポーズ。9得点し、サポーターにも定着。中村は「めっちゃ盛り上がってスタジアムとの一体感を肌で感じた」と振り返る。今季は練習で2列目に入ることが多く、昨季同様に得点チャンスも増えそう。「ジャスティスも去年を上回るぐらい定着できるように頑張らないと」と意欲を示した。

 登里は「昨季の上位変換として、イェイの強度が高いジャスティスを提案しました」と説明。中村は池崎に「ぜひ、始球式でスタジアムに来ていただければ」とラブコールを送り「(気持ちが)乗ったらジャスティスから、ウーイェイをやるかも」と合わせ技も予告。ジャスティスが定着すれば「空前絶後の37歳MVP」と悲願のタイトルも見えてくる。【岩田千代巳】

 ◆ジャスティス サンシャイン池崎のネタ。「空前絶後の~超絶怒濤(どとう)のピン芸人! 笑いを愛し、笑いに愛された男~」と絶叫しながら長い自己紹介を始め、最後は「イェーーーーーーーイ、ジャスティス!!」と締める。ポーズは親指、人さし指、小指を立て中指と薬指を握る。