J2京都FWエスクデロ競飛王(せるひお、28)が、若手とベテランのパイプ役を買って出た。13日、都内で行われたJ1、J2、J3全54クラブ参加の合同会見「Jリーグ・キックオフカンファレンス」に出席。今季は東京五輪世代のエース候補で京都橘高出身の新人FW岩崎や、同じ京都橘出身でJ2名古屋から新加入の21歳FW小屋松ら若手が多く加わった。

 一方で、期限付き移籍していたJ2山形から復帰した36歳FW大黒や、名古屋から加入した35歳DF闘莉王ら経験ある元日本代表組も今年の新戦力だ。

 エスクデロは「優勝やプレーオフを勝ち抜くにはベテランの経験が大事。でも1試合1試合に大事になってくるのは岩崎君みたいな若い力。若い子たちが萎縮せずに存分に力発揮できるように、自分がベテランとのパイプになってチームを1つの大きな輪にしないといけないと思っている」と、強い責任感を口にした。

 そのため、既に外国人、新加入、若手選手をそれぞれブラジル流のバーベキュー料理店に連れて行き、交流を図ったという。28歳は「特に若い子には『言いたいことは言っていい』と話した。ぶつかることがあってもいい。全てはJ1にいくため。僕は今年全てをかけてJ1に昇格したいと思っている」と、力強く話した。