4季ぶりに復活する「静岡ダービー」に向け、清水MF白崎凌兵(23)と磐田MF上田康太主将(30)が早くも“火花”を散らした。13日、東京で開催されたJリーグプレスカンファレンスに出席。開幕カードごとに各クラブが分けられた取材エリアは、くしくも清水と磐田のブースが通路を挟んで並んだ。“舌戦”とまではいかないものの、2選手とも強い意気込みをにじませた。

 清水白崎 絶対にダービーだけは負けれない。個人的にあの雰囲気の中でプレーすることも楽しみだし、ゴールも決めたいですね。当然、全勝です。

 磐田上田 (ダービーは)順位も対戦する時期も関係ない。注目が集まる一戦を勝てばチームとしても勢いにも乗れる。負けられないのはどの相手も同じだけど、特にダービーは負けられない。全勝です。

 ルヴァン杯も含めて今季3度実現する伝統の一戦で、両軍代表がともに「全勝」を宣言した。「初戦」はリーグ第5節・磐田のホーム(午後3時、エコパスタジアム)で実現。同カンファレンスには清水の小林伸二監督(56)と磐田の名波浩監督(44)も同席。名波監督は「『新しいダービー』みたいな空気感を出したい」と意気込んでいた。【前田和哉】