昨年末に脳梗塞で倒れたサッカー元日本代表ラモス瑠偉氏(60)が14日、都内のリハビリテーション病院を退院した。

 「この1、2週間は医者も驚くほど回復した。左手と左足に少し違和感はあるけれど、もう走れるよ」と元気な様子をアピール。一昨年11月に結婚した俊子夫人(39)とともに、笑顔で病院を後にして都内の自宅に向かった。

 「ずっと1日3時間のリハビリをしていたから、明日は休むよ。でも、明後日から通いでリハビリは続ける」と、完全復帰に意欲たっぷり。昨年12月29日朝に異変に気付いて救急車を呼び、入院中も献身的に支えてくれた俊子夫人に対して「奥さんのおかげ。命の恩人だよ」と感謝した。

 来週にも精密検査を受け「心配してくれている人たちのために」会見も開く予定だ。仕事復帰は未定とはいえ、すでに軽いジョギングができるほど運動機能は回復。会話も以前と変わらないほど滑らかだ。「右足は完璧にボールを蹴ることができる。ただ、切り返しが難しい。早くサッカーがしたいよ」と、真剣な表情で話していた。