Jリーグは14日、東京都内で降雪地クラブの代表者を集めて意見集約会を開き、開幕時期を現行の春から夏に移すシーズン移行についての議論を再開した。関係者によるとJ1の札幌、仙台、甲府、新潟をはじめ、J2とJ3を合わせた計13クラブが出席。冬期の試合開催は困難、との意見が大勢を占めた。

 下旬からはリーグ関係者が4クラブの施設などを視察する。意見集約会にはJリーグの村井満チェアマンも出席した。集めた意見は大会日程などを話し合う将来構想委員会に報告する予定。

 開幕時期を欧州の主要リーグに合わせるシーズン移行は過去に何度も検討されてきたが、実現していない。日本サッカー協会の田嶋幸三会長は冬開催となる2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会などを見据え、19年から開幕を夏にずらすことを目指す意向を示している。