清水FW金子翔太(21)が、開幕スタメンへ猛アピールを続ける。15日、清水三保グラウンドで行われた練習に参加。11対11のミニゲームではFW鄭大世(32)と2トップを組み、金子の右クロスから鄭がヘディングシュートを放つなど好連係を見せた。

 昨季は22試合に出場。前線からの積極的な守備で、チームのJ1復帰に大きく貢献した。放ったシュートは10本だったが、4得点を挙げる決定力の高さも見せた。だが、本人は「今年は、シュート本数やチャンスを増やしているところを見てほしい」と話す。エースFWだった大前元紀(27)が、J1大宮へ完全移籍したことで周囲からの期待度はさらにアップ。それを自覚して「いろんな人から『お前が点を取らないと』と言われる。シーズンを通して、成長していきたい」とも言った。

 チームは18日のJ2湘南との練習試合(アイスタ・非公開)が、開幕試合(25日、ホーム神戸戦)前最後の実戦となる。プロ入り後、初の開幕スタメンに向けて「シュートやゴールのチャンスに、どれだけ持っていけるか」と貪欲に結果を狙う姿勢だ。【保坂恭子】