セレッソ大阪が、開幕前最後の練習試合で白星を飾った。

 開始2分にFW杉本が前線で競り勝ち、最後は中央へ送ったパスを、FW柿谷が押し込んで先制。その後は攻めあぐねた時間帯もあったが、後半42分に途中出場のMF丸岡の右クロスを、走り込んできたMFソウザが合わせて2-0と突き放した。

 プロ相手の対外試合は3戦連続ドローだったが、開幕磐田戦(25日、ヤンマー)を1週間後に控えて、ようやくエンジンがかかってきた。

 尹晶煥監督は「今日、勝ったことで開幕戦にいい状態で入ることができる。1カ月間、準備してきたことが出ていた。特に守備のところ。攻撃でもいい場面が多く出ていた」と語った。

 右太もも裏に違和感を訴えている日本代表MF清武は出場を回避。代役として、左サイドにはMF関口が入った。関口は「守備のところは組織的にできていた。危ない場面もそんなになかった」と手応えをつかんだ。