J2京都サンガFCの布部陽功監督(43)が19日、チームの仕上がりに自信を見せた。前日18日には開幕戦前最後の練習試合として神戸と対戦し、ネルシーニョ監督(66)から「J1に上がって。応援してる」と激励を受けた。

 布部監督は勝敗など試合内容について詳細は明かさなかったが、サイド攻撃やパスの緩急などがうまく機能したという。「成果が出た。練習でやったことが結果につながっていた」と満足げに話した。

 一方で、以前から注意していたカウンターを受けてしまうなど課題も明確になった。「シーズンを戦う上で状況判断などの賢さをプラスしていきたい。あとは攻守のバランスを仕上げるだけ」と修正点を口にした。

 開幕を1週間後に控えたこの日は、京都・城陽市内で練習した。主力組は軽く体を動かし、サブ組はミニゲームなどで約2時間汗を流した。前日出場しながらもサブ組で練習したDF田中マルクス闘莉王(35)は「チーム全体的に手応えはあった。厳しい相手にも崩されていた訳じゃない。公式戦でしか調整できないことも出て来るから、対応できるようにしたい」と、26日の開幕山形戦(西京極)に向けて話した。